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瞼
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作詞 U-TA |
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小さく照らす街頭(あかり)の下
濡れた私は一つ息をした
明けかけた夜の藍色が
薄く爪先を染め始めたんだ
眩しい夜が明けて
手探りの朝が来る
ポツリと空いた胸の穴に
隙間風が寂しいよ
流れ出したら 声にならずに
小さく揺れた 淡い追想
込み上げたら 止め処も無いまま
沁み込んだアスファルトに ただ
消えていくの
覚束ない足跡と声が
震える指先と一緒にまた
心の奥の奥の方から
薄く強く私を締め付けてく
眠れない夜、現(うつつ)
明らかな孤独が怖くて
ポツリと空いた胸の穴から
君が溢れて零れてくる
ゆらり揺れて 漂うように
小さく溶けた 君の面影
手を伸ばしたら 届きそうで
染み付いた残り香が ああ
忘れられない
見つめる視線に焦がれて
甘い夜に騙されたのかしら
半分になった部屋と私は ああ
ゆらり揺れて 漂うようで
小さく溶けた 私の指先
触れたら溶けて 消えた証は
今もまだ胸の奥を ああ
燃え出す陽炎のように
流れ出したら 声にならずに
小さく揺れた 淡い追想
込み上げたら 止め処も無いまま
沁み込んだアスファルトに ただ
消えていくの
構成@ABSABSCSS
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