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枕
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作詞 U-TA |
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俯く花びらに 流れた朝露
少し寒い窓の外 吐く息で暖めながら
今日も起きたら気付くんだ
独りなんだって
考えて 考えたけど
戻らない一人分は僕の灰色の部屋から
無くなって 無くなったけど
変わらない時間を切り取ってみると
僕は生きてる
茫々と生える雑草 踏み鳴らして歩く
冷たい白が積もり 僕らの音を吸い取る
今日も僕は思い出すんだ
独りなんだって
考えて 考えたけど
不感なわけじゃない、僕の心の内側は
見渡して 見渡したけど
なんとも思ってなんか居ないんです
僕は生きてる
映し鏡見つめて 伸びた髪を切った
髭も剃った それといって
意味も無い、けど
君が居て 君が居た頃
何もかも穏やかだった二人分の日常から
失って 失ったのは
また一人増えたところで埋められない
ような温もり
俯く花びらに 流れた朝露
少し寒い窓の外 吐く息で暖めながら
今日起きたら気付いたんだ
枕の染み
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