|
|
|
例えばその手が届いたとして
|
作詞 あかね |
|
わかっているんだよ
”わからなくていいんだよ”
頭を抱えたボクに誰かが問いかける
知らなくていいんだよ
”知ってしまうんだよ”
どうあがいたって時は残酷に流れていく
「あの時」なんて飾り理由づけた
小賢しい言い訳などしたくない
どうせボクだって最後は死ぬのに
後悔で固まってちゃ死に切れない
例えばこの手が幼いころに
扉にかけれていたなら
ボクは今の僕じゃないかもしれない
だけど明日も今日の僕に向かって
蔑んだ眼をしているんだから
わらってもいいんだよ
”笑えないでいるんだよ”
嘘を平気でつくボクに嘘をついて
失ってしまったんだよ
”失わなきゃいけなかったんだよ”
どうあがいたって未来は僕を押していく
自分の意見だけまかりとおす
偽善で傲慢な人間はいらない
でも考えてみたら愚痴をこぼしている
僕もある意味傲慢な人間
例えばこの手が綺麗な頃に
手に掛けていた扉 開けて
外に飛び出していたのなら
自分の明日がもしかすると優しく
笑いかけていたのかもしれない
ボクが僕でいる事の理由
僕がボクで求めつづける意味
ボクが僕で何かを知る理由
僕がボクで存在を求める意味
例えばボクの手が僕に届くとして
手を取り合って向かい合って
二人で顔を見合わせていたら
世界でも自分にもきっと優しく
笑いかける術を知っていたかもしれない
|
|
|