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捨て犬
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作詞 淳史 |
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僕は捨て犬
だけどいいんだこのままずっと一人で
人間なんて信じられない
僕を閉じ込めて
遊ぶ事すら許してくれなかった
何度も拾ってくれる人はいたけど
全てを信じられない僕には
その差し伸べた手でさえ偽りであるように見えた
どんなに優しそうな人でも
どんなに真面目そうな人でも
どんなに面倒を見てくれそうな人でも
どんなに可愛がってくれそうな人でも
僕の心は信じようとしなかった
僕の悲しみ痛み苦しみ全て分かってくれる
そんなのあるはずがない
分かりきっている事
だから雨の日も雪の日も嵐の日も
誰にも甘えずに生きていく
そう決めた
だけどある日
とっても小さな掌が見えて
僕を抱き上げようとしてくれた
触れた瞬間その手の温かさに
甘えてしまった
人間なんて信じない
人間なんて嘘で出来ている
人間なんて・・・
その手の暖かさで
僕を変えてくれた
新しい自分になれた
「ありがとう」どんなに思っても
死ぬまで思っても
足りないだろうけど
「本当にありがとう」
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