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夕暮れの古自転車
作詞 右回り
君は歩道に横たわる
僕は自転車を横に置く
僕は横道に逸れていく
君は歩道に横たわる

あの夏の君の部屋のギターをもう一度見たいな

八月の香り 君は消えていく
影法師だけを残して
ララバイテンペスト 君は消えていく
影法師は死んでいく

僕はベランダに立っている
マンションの三階の下を見る
ごみ置き場の近くに立っている
君を見た 君を見た

あの春の自転車置き場の笑ってる君を見たいな

蝉が鳴いている 僕は柵に
僕は柵に 手を掛ける
蝉が鳴いている 僕は柵に
僕は三角に 手を掛ける

あの冬の君の顔をもう一度良く見ていたいな

あの古自転車は何処へ行ったろう?
君が消えてしまってからもう見つからないんだよ
あの秋の自転車に乗る君を見たいな

蝉が鳴いている 僕はベランダに
君はごみ置き場に立っている
蝉が鳴いている 僕はベランダに
君は三角に手を降る

あの軋んでいく君の体をもう一度見たいな
何故だか少しも全部全部思い出せないんだよ
あの秋の古自転車に乗る君を見たいな
あの夏の君の部屋のギターをもう一度見たいな

僕は泣いている 僕はベランダに
僕は三階から落ちていく
君は死んでいる 君は三角に
君は三角に手を降る

あのサドルを握る君の姿をもう一度見たいな

君は死んでしまった
僕は死んでしまった
僕は台を蹴り出した
僕はペダルを蹴り出した

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 夕暮れの古自転車
公開日 2010/04/25
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 軽々しく死にたいとか言うんじゃねぇ死にたい
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