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寂寥の守人
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作詞 華冠 |
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人は孤独と安らぎを抱いて生きていくのに
現実はぽっかりとした寂しさと どうしようもない葛藤を抱えて
暗い空を見上げても 行き場のない苛立ちと寂しさで
雲間の光もきっと見えやしない
変わらない日常と 叶わぬ望みも
連なっていく日々の中で
当たり前のように苦笑して過ぎ去っていくだけだ
いつか見た透き通るような青い空に 輝く未来を疑わなかったように
燃える紅い夕焼け空に 郷愁と一日の死(おわり)を畏れたように
純真なままでいられたなら こんなにも寂しくはなかっただろうに
眠れぬ夜 一人肩を抱いて 夜の帳が明けたならば
また一人 寂しさと葛藤を抱いて今日を迎える
たとえどんなに寂しくとも この気持ちを手放してはいけない
ここでそっと温めて いつか君を包み込むから
君の苛立ちも寂しさも 痛いほどに伝わるから
ここで一緒に温めて 変わらぬ日常も 叶わぬ望みも 二人一緒に笑い合えばいい
寂しさも どうしようもない苛立ちさえ 君の手を握って傍にいるから
二人一緒なら きっと
純真なままでいられぬなら せめて君の寂しさを温めさせて
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