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恋知らぬ処女(おとめ)
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作詞 華冠 |
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微かに震える唇は精一杯の想いを紡ぐ
聞こえない。
そんな気持ちは知らない。
そんな気持ちはわからない。
友愛の情では許されませんか
恋知らぬ処女(わたし)を罵りますか
困ったように笑う顔
震える瞳
−−ああ、泣いてしまう。
雫が指先から零れ落ちるように
花がその花弁を落とすように
はらはらと。
舞い落ちる涙を見つめることしかできない
−−ああ、この人は優しいのだと。
その涙は甘く、ハカナイ味がすることでしょう
零れる涙を両手で掬って
嗚呼。その涙を嘗めたいと思う
−−恋知らぬ純潔(わたし)は残酷ですか
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