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あの頃
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作詞 亘理のい |
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今会うと壊れそうだから
我慢して電話も掛けないでいよう
難しい数学の問題とか
部活内の人間関係とか
そんなものばかりに気を取られ
夢なんていつの間にか消えていた
多分寒い夜は
ぬくもりが欲しいのだろう
布団の中で一人
涙を流す
誰にも知られない
今会うと きっと言ってしまう
本当の気持ちを隠してたこと
真っ直ぐな横顔と凛々しい肩と
少し伸びた髪に愛しさを感じる
あの頃が少し懐かしくて
新しいクラスの仲間とか
毎朝の課外の眠たさとか
どうしようもなくつまらないことが
私をずっと取り巻いていた
前に話したのは
もう記憶の彼方の時
起きたらやっぱり今日も
目が腫れていた
誰にも分からない
草原を駆けるかのように
爽やかな気持ちになってしまうから
あたたかな心で話す言葉に
いつもいつもきゅうとなっていく
あの頃とは違う私がいる
次の春の訪れを
待てない寒い心
今会うとすごく愛しくて
きっと離れられない
今会うと壊れそうだから
我慢して電話も掛けないでいよう
あたたかな心で繋がりたい言葉は
指先だけで伝えてしまえばいい
今会うときっと言ってしまう
本当の気持ちを隠してたこと
真っ直ぐな横顔と凛々しい肩と
少し伸びた髪に触れたくて―――
いつもいつもきゅうとなっていく
愛しさを感じる2人だけの時間
あの頃が少し懐かしくて
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