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恐れるキス
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作詞 亘理のい |
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鏡なんて壊してしまえ
傷ついた君は空に呟く
破片のひとかけらも怖くて
投げ出した日常にコマンドはない
頬杖をついて見つめていた
葉の先には黄色の光
眩しすぎて目を背ける
細い指はピアノをたどった
きれいな爪は僕を映した
怖くなった僕は
いつの間にか叫んでいた
束縛という名の自由を求め
瞳の奥に眠るもの
君は放つ日を待っている
隣で手を繋ごうとしたけど
中指が触れた瞬間にやめた
現実を見たことはありますか
幼い涙は幸せか
幼い笑顔は幸せか
この世界のどこを探したら
本物の心に出会えるの
書きかけた手紙は
全て破って捨てていた
言葉だけではどうも不安で
永遠にそばにいると
誰が約束するのだろう
この世界のどこを探したら
本物の心に出会えるの
僕はいつも迷うだけ
道のない砂浜を
冷たい風が通り抜けたら
細い指は頬をたどった
きれいな爪には夕日の印
何も言わない君は
何も聞こえないさざなみと
僕の恐れるキスを残した
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