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作詞 亘理のい |
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秋の過ぎた金曜の夜に
会えない寂しさを噛締めるように
緩めた気持ちの中でふと思う
あなたの小さな仕草も
悲しいことも全部
もう妬かなくなってしまった
それほどなれてしまった悲しい日々に
そろそろ終止符を打ちたい
ただあなたのきれいな髪に
触れられる距離がちょうど良くて
つかずはなれずで歩いて笑う
その距離が心地よくて
目を見つめるほど怖いものはない
重ねた指先の先から見える影
月明かりに照らされる夜道が見えない日でも
思い出すのは明るい顔だけ
心の中でうずくまっていた
かわいそうな変なくくりを
小さな手でもなんでもいいから
そろそろ解いてあげたくなってしまうの
ただあなたの小さな夢に
一緒に出てきて欲しいと願うくらい
あなたのことが好きなんだろう
それ以上は何もないのに
耳を傾けて聞いた声に
重なった言葉の数々を合わせるなんて
街中のイルミネーションがぼやけて見えたって
あたしには何もできそうにないけれど
本の言葉に共感してから
家を出る
その時までは
ただあなたのきれいな髪に
触れられる距離がちょうど良くて
つかず離れずで笑いながら喋る
廊下の長さは短くなっていく
目を見つめるほど怖いものはない
重ねた指先の先から見える影
月明かりに照らされる夜道が見えない日でも
思い出すのは明るい顔だけ
思い出すのは笑顔だけだから
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