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夕方に
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作詞 亘理のい |
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日が落ちてしまって
東のほうは真っ暗で
それなのに
西のほうがぼやーっと明るかったりすると
そこに生命の神秘を感じるのです
西にまだ残る明るさのなか
一番星を見つけたときは
少し心が晴れるのです
雲が浮いてるのがよく分かる
木曜日の夕方
その景色をまっすぐ立って見ることができたなら
私は西に向かって歩いているのだと
つくづく思うのです
寂しいことも忘れてしまって
口角が勝手に上がるのです
そこに誰かが通ったりすると
見られてたかななんて
少し恥ずかしくなるのです
うきうき気分で家についたころには
真っ暗な空
たった数分の
1日のうちの
24時間のうちの
たった数分のあの風景
人生のうちの
たった数分のあの風景は
いつまでも心に残るのです
そして寂しくなったときに
夕暮れを見たくなるのは
そのせいかもしれません。
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