|
|
|
八月の後悔
|
作詞 syarin |
|
なまぬるい風に揺られて
約束の場所まで来たよ
頬を濡らしたコイツは
僕のTシャツまで染めていく
町は黄色に輝いて
二人の内緒話なんて
遠い空の喧騒に
掻き消されていくよ
君と紡いだ時間 ありふれた世界
その一瞬に「特別」を付けたがる
この物語にBGMを添えるなら
二人夜道を散歩した あの鼻歌を
夜空に光る星屑の欠片
約束は小さな魔法さ
絡めた小指と小指の先に
不確かなことなんて信じないよ
町は白い煙に包まれて
二人の距離なんて
見えもしないのに
手を強く握りしめた
君と見上げた夜空 見渡した世界
その一欠けらに「永遠」を付けたがる
この物語に結末を添えるなら
二人夜道を照らした 大きな花火で
バスを待つ君の横顔 静まる町の声
時計はいつだって急ぎ足
その水玉模様は最高に素敵だ
なんて声に出せないけど
今日僕が覚えた あの鼻歌を
一人帰り道の夜空へ
|
|
|