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月影に星
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作詞 由本終 |
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前に月の欠けてる部分に
星が光ってる絵を見たことあんのね
こんな感受性のないこと言うと
嫌われるかも知れないけど
あの絵は現実になったりしないの
理論的な僕は嫌いですか?
あの暗闇は地球の影だから
もし地球がなかったら
月は始終満月かも知れない
だけどそれを見てくれる誰かはいるのかな
まるで僕らみたいな束縛
それは幸せの分、欠けてる
こないだ一番明るい星が
わけのわからん名前の星になったよ
こんな将来性のないこと言うと
嫌われるかも知れないけど
その星は地球から見えたりしないの
否定的な僕は嫌いですか?
ここの一番星はシリウスのまま
もしシリウスがなくても
僕らの一番星はそれじゃない
だけどそれでも一番を見つけたがるんだ
まるで僕らみたいな渇望
それはわけもないまま、一番
澱んでるのかな、僕の世界は
生産性の欠片もない行為を
挑んでるのかな、僕の未来に
協調性の塊にならないよう
もし僕がいなくても
世界は淡々と廻ってくんだ
月影に星のある絵が描かれようとも
まるで捨て子みたいな感覚
それは僕以外からの、拒絶
もし僕がいなかったら
夢は始終夢なのかも知れない
だから嫌でも呼吸をしなきゃいけないんだ
まるでヒーローのような宇宙
それは唯一僕を、愛せる
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