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夏の花火は二度上がる
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作詞 雫月 |
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夏に殺されると感じ
夏を呪いたくなるのは
たぶん始まりと終わりが
夕立の中だったから
知らず知らずに過ぎてゆく季節
心の中に違和感を感じながら
僕はそう空に向かって
気持ちを晴らすため引き金引く
水に沈んだビー玉を
見てると君を想い出す
あの頃確かに君の瞳は
ビー玉の如く澄んでいた
指先で触れる氷の粒に
9時に上がった花火を透かして見てる
明日もその次の日も
庭先の蝉が死んでなけりゃいい
夏に殺されると感じ
夏を呪いたくなるのは
たぶん始まりと終わりが
花火の味に似てるから
一体何がしたくて僕は
夜の河原に腰かけているのだろう
本当はその理由など…
二度目の花火、三度目の今日、夏。
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