|
|
|
午前三時 夢の中
|
作詞 雫月 |
|
回るメリーゴーラウンドに
乗っている想いの鍵は
綿飴のように儚く
すぐ溶けてしまうから
星屑の足跡に誘われて
瞼閉じたら
甘い蜜が風に吹かれて
私を呼んだの
角砂糖と一緒に
銀のスプーンで掬った小さな
幸せ紅茶に溶け出した
空を駆け抜ける鳥を
地上から眺めているとなんだか
あの日の涙の味を思い出すんだ
春の午後に見る夢は
いつも遠くに霞んでるから
真っ赤な苺を頬張る
私は雲の上
角砂糖と一緒に
銀のスプーンで掬った小さな
幸せ紅茶に溶け出した
心の傷にちょっと苦い
チョコレートをかけて歩こう
バニラの香りに包まれ今日も眠る
珍しいお伽話を
机の上に置いたまま
懐かしい風が吹き抜け
夜が明ける鐘が鳴る
|
|
|