|
|
|
しずかなるあめ
|
作詞 雫月 |
|
雨が降った午後は
ミルクを温めて
憂鬱な想いは
パステルの絵に消えた
哀しみがあるなら
いっそ熱くして
溶かしてしまいましょう
見えない位遠く
音が重なって
美しい錯覚を感じられるでしょう
無理に押し殺さないで
悪い気分も良い気分も
私はただの旅人
静かに降る雨を見るだけ
必然性のある
出会ったものすべて
君が知らなければ
冷たい夏に溺れる
薔薇で手を切って
忘れてた記憶が
流れ込んだ先は
風と風の間で
見えないものなら
形にないものならもうそれで充分
巡り逢いは些細でも
君に語れることがあるよ
気付かないほど小さい
羽の破片が私に見える
雨はやまない
|
|
|