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The last name.
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作詞 冬桜 |
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火傷したあとみたいな 嫌に残る痛み
いっそこの身体ごと消えてしまえば
もう何も 何も望まずにいられるの?
崩れ落ちていく音がして 耳を塞いだ2人
飲み込まれた不安の連鎖の中で
目を閉じて 最後の糸を切り捨てた
解っていたんだよ
遠ざかっていく足音 追いかけられなかった
遅すぎたんだよ
こんなハズじゃなかったなんて 聞きたくなくて
誰も何も責めることなんか出来ない
1つの物語の終わり ただ、それだけ
眠りから覚めたように 歪んでいく視界
全てを失ったこの部屋に独り
声を殺し 噛んだ唇に滲む紅
気付いていたんだよ
大人にならなくちゃ 何一つ掴めないこと
強がってたんだよ
本当は何より恐かった 傷付くことが
傷痕を数えるのはもう止めよう
お願いだから泣かないで もう、終わりだから
覚悟なんて出来てなかったのに
自信なんてあるわけなかったのに
嘘なんて吐きたくなかったのに
約束なんて無意味だったのに
粉々に 散り散りに バラバラに…
離れゆく背中に
もう一度 最後の名前を呼んだ
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