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海を渡る風
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作詞 雀荘オーナーさん |
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碧い夜景が夜の海に宝石箱を描く頃、
冷たく吹き荒ぶ風よ、あの娘に伝えて。
残り少ないこの時間を、貴方の為に使いたいと。
貴方と過ごした時間だけを、紡いで一つの物語に、
届かないと分かっていても、それでも貴方が愛しかった。
車のライトの河が、高速道路を流れる。
助手席の貴方はいつもの笑みを浮かべていた。
僕は何も言えずに、貴方の髪を撫でる。
本当は貴方を抱きしめたい
本当はずっと一緒にいたい
見れる筈の無い夢を、心の中に閉まった。
心は正直で、でもこの口は本心を言えない。
切ないから、それとも寂しいから?
本当の事を言って、貴方を困らせたくは無い
でも只わかってほしい。この気持ちだけは
もうすぐ着くよ。夢の覚めるときがきた。
現実はこの風のように胸に突き刺さる。
もう一度その声が聞けたなら、
もう一度その顔が見れたなら、
こんなに辛くはないのかな
この想いだけををあの海に残して、もうすぐ明日がやって来る。
だから風よ、あの娘に届けて
忘れ物の『すきだよ』を。。。
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