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はじめての合図
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| 作詞 葉 |
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ひらひら舞う 風巡る果て
探し見上げた群青
呼吸ひとつ 記憶の中
小間送りの様に
映えては移りゆく
繰り返す日々の喧騒と
確かに変わりゆく街並みを
振り返れば過ぎゆく意味を
寂しそうにそっと笑っている
ふとした涙の通り雨や
日照り輝いた夢の跡
廻した秒針の数と
描き重ねた心
「初めて」に出会っていく為の
合図を今
地球儀をそっと廻す様に
砂時計を眺める様に
急ぎ足でも確かに
景色を楽しみたい
月にウサギを描く様に
その場所に旗を立てる様に
誰かの道標を
確かに今繋ぎたいから
目が覚める度に確かめた
今日が始まるよ
サラサラ 縷々転々と
捲る日々の未知の頁を
自分をまた縁取る様に
折り紙の角を合わせる様に
寂しい色に滲んだ一つも
いつかは誰かと分かち合えるなら
起承転結の中で
確かな産声をあげた
貴方と笑い会える為の
合図を今
絡まる糸をほどく様に
言葉で心を縫う様に
自分という形を
貴方に伝えたい
星と星を繋げる様に
そこに名前をつける様に
物語の表紙を
貴方と描きたいから
目を閉じてまた確かめた
今日も始まるよ
胸に手をあてて見上げた
さぁ今日が始まるよ
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