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主人公の君へ
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作詞 葉 |
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変わらない景色と 優しい空色の風に
少しだけと目を閉じた
藍色の記憶と 現実のフルカラーが
意識の中で音を取り戻していく
初めて手を繋いだ 三つ網の女の子や
かけっこをした友の名を
錆びた鉄棒も タイヤの跳び箱も
呟く名前の中繋がってゆく
僕が僕で在った事 重ねて今に成れた事
それでも涙を堪えるのは
遠い未来のこんな僕に
笑って欲しいと願ったから
主人公だった君へ 嘘偽りの無い僕へ
つまづいて転んだとしても
どうか諦めないで そのままで歩き続けて
そして違う世界の同じ時間で
仲直りの握手をしよう
すれ違ってしまった事 声を出せなかった事
少しずつ書き換えて行くんだよ
いつから増えた空白に 優しい言葉を書いたなら
目蓋の裏の世界は 寂しさで溢れた
君が君を望む事 重ねて夢を叶えた事
それでも涙を流すのは
違う未来のこんな僕に
また 笑って欲しいと願ったから
主人公に成れた君へ 嘘偽り無く誓うよ
閉じていた目蓋を開いて
色違いの景色を 歩き続けていくよ
そして同じ世界の遠い未来で
答合わせの握手をしよう
本当の握手をしよう
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