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宛てのない夕暮れ
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作詞 葉 |
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ぼんやり霞む赤の空 そっと溜息を抛ってみた
夢を見たいと町並みは そろそろ眠りにつくのだろう
ぼんやり見える夜の空 くるりと廻り巡ってゆく
夢を見たいと人々は 誰かに手を振るのだろう
繋いだ手も あの日の美しさも
次第にモノクロに変わってゆく
落ちた涙 暮れなずむ感情も
セピア色の笑顔に変わる
嗚呼…
泣いて 笑って 続けて 続けて
出会って 離れて 廻って 廻って
壊して 直して 重ねて 重ねて
浮んで 沈んで 溢れる 溢れる 想い
ぼんやり滲む太陽に そっと口笛を送ってみた
明日を見たいと町並みは 今日を忘れてゆくのだろう
ぼんやり見える薄ら月 そっと形を変え続けてゆく
明日を見たいと星達は 過去の光を届けるのだろう
紡いだ糸も あの日の約束も
次第にほつれて独りぼっち
奏でながら 暮れなずむ背景も
セピア色の心に変わる
嗚呼…
探して 夢見て 進んで 進んで
拾って 失くして 戻って 戻って
怯えて 震えて 叫んで 叫んで
届いて 届いて 溢れる 溢れる 想い
存在なんて いつも不安定で
何処かに在るってくらいしかわからない
あの雲のように 千切れて流れて
同じ場所には戻れないと知るんだ
嗚呼…
教えて 答えて 語って 私へ
叶えて 伝えて 交わして 貴方へ
奏でて 歌って 過ぎ行く 誰かへ
届いて 届いて 溢れる 溢れる 想い
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