|
|
|
夏の匂い
|
作詞 葉 |
|
蝉時雨を潜り抜けた 向日葵の空
ふと思い出してたんだ 1週間の命の事
麦藁帽子の匂い 虫取り網担いで
籠に入れた虫達は 一生懸命鳴いていた
風鈴の音は澄んで 流れ行く蒼空
幸せ感じてたんだ 茂る緑に命の声
テレビのサイレンの音 入道雲の空
土を拾う球児達は 一生懸命泣いていた
大きな木陰で一休みして
優しい木漏れ日に打たれて
駄菓子屋のソーダ水に癒された
どこか優しくも寂しい あの夏の匂い
笑えたらいいよね 昔はそうだと あの頃に
泣き虫だったあの頃があるから 少しだけ優しくなれた
笑えたらいいよね あの君はと 昔話
忘れられない景色があるから 少しだけ前をむける 僕がいる
影法師を眺めてた 赤とんぼの空
ぼやけて消える夕日は あんなにも綺麗だった
蛍の灯り駆け抜けた 天の川の空
想いを綴っていたんだ 儚い灯りの様に
川の流れに耳を傾けて
優しい光に流されて
カキ氷の冷たさに癒された
どこか優しくも寂しい あの夏の匂い
笑えたらいいよね 昔はそうだと あの頃に
夕立のあとの涼しい風の様に 少しだけ素直になれた
笑えたらいいよね あの君はと 昔話
覚えていたい日々があるから 少しだけ強くなれた 僕がいる
笑えたらいいよね あの頃はと 夢花火
燃え尽きるその日まで 大切に残そうと 焼き付ける想いがある
笑えたらいいよね あの君はと 簾花火
一瞬でさえ輝ける景色があるなら 鳴き続ける僕がいる
|
|
|