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風景
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作詞 鉄人ワンワン |
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不安定に揺れし 同心円上に存在するいくつもの慣性
時に一つをゼロにしたい 気持ちに駆られるんだけど
全て終わるよりは心地好い気がして
今日も止めずに過ごしてます
輝いていたレジデンスのドアは
いつしか歪んでしまい
回すことすら困難になったノブは
僕を〆出すように外れてしまった
高層ビルのクリスタルガラスに映る風景
それは作られた世界にあるものですか?
信ずべきものですか?
エアコンの下 24℃のナイトラン
頭冷やして考えているんです
単純な無彩色で埋めつくされし スケジュール帳
その上をだたトレースしていくためにあるんだけど
全て消すのは勿体無い気がして
捨てる勇気なんてないんです
成長して大きくなったこの手は
定規を持つことを拒んで
真っ直ぐに走ることに飽きた僕は
移ろう衝動に身を任せてしまった
有機ELのディスプレイに広がる風景
それは何を示しているものですか?
触れるべきものですか?
赤信号 2分5秒のタイムトラベル
少しの間考えているんです
ゆらゆら 不知火のような
もやもや ピンぼけのような
頭の中 目の前に存在している風景
それは何となく無視できない気がして
等閑にできない気がして
四季の中 数百日のリアリティ
ヒントを探し続けているんです
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