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風に舞え、月花の香
作詞 たらけ
揺れる淡い水鏡
私の姿が歪む
手を伸ばして笑う
永遠の神隠し 望む

敵の赤き香に
目を見開いて疾る
すべて切り裂かれてなお
その影を求む

狂気の雨降り注ぐ
信仰の薬物として

真っ暗な夜の中で
温かな光を抱く
藍色の瞳に映る
十六夜月

緋の螺旋断つ時まで
傷癒さずに水に落ち
遠い彼女の罪を
許したもう


陽が闇を拒んでも
宵の切っ先に立って


全て失った幻
二度とは見られない夢
心許せはしない
それさえもきっと消え行く

風に舞う、月花の香
近づけば弾ける夢よ
狂おしく咲き乱れ
全てを覆い隠せ

人間として生まれて
魔物として散るならば
この生はどこから来て
どこへ行く

三日月の夜に降り
彼女にナイフを突き立てる
背を向けて嘲る月
見ない振り


追憶の星空の隅に
混乱の紅の渦


天を堕とした罪を
この両の手で受け止める
悪の名を被るのなら
月下に美しく 咲けと

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 風に舞え、月花の香
公開日 2010/03/05
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 月を大好きになった結果がこれだ
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