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nostalgist
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作詞 自動販売機 |
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新調の制服に腕を通し
狭い鳥籠の中で見つけた
一筋の光
見とれて口を開けた僕を
笑った友達も今では課長
強い日差しに手を翳(かざ)し
暑いグラウンドで見つけた
雪の結晶
ひたすらに白い君の肌に
釘づけだったあいつも今では父親
僕にとっては楽しい思い出も
君からすれば単なる日常だったのかな
風に靡(なび)く枝が
名残惜しそうに花びらを放つように
君と語り合いたかった思い出を脳の奥に押し殺す
唇噛み締め笑顔絶やさぬ僕の顔
枝から落ちる枯れ葉に手を振って
川の辺(ほとり)で見かけた
向日葵(ひまわり)
あの夕暮れより綺麗な素顔
そんな君は今では母親
白い玉を投げあって
見上げた空で見つけた
はぐれ雲
いつも空を見上げてばかり
そんな僕も今では社会人
僕にとっては楽しかったことも
君にとっては単なる日常だったのかな
最近僕はよく思うんだ
もっと君と話してみたかったって
その度僕は自分の過去に嫉妬する
変わらない過去
変われない自分
過去にしがみついてるnostalgist
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