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大切な誰かを失った人の話
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作詞 うさぎとかめ |
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いつかはみんな 死にゆくとして
僕ができるコトは どれほどだろう
きっと誰が死んでも 想うことは一つ
「もっとああしていたら」
「もっとああしてあげていれば」
起きてしまった 不慮の事故を
例えばそれが 誰も憎めないとして
僕は何を信じ 誰を罵るだろう
ただ今は 流れ行く時間の中に
もっともっと あの風に追いつけるくらい
はやくはやく 出来損ないの僕は走る
どこまでも どこまでも
これ以上ないほどの 地獄も受け止める為
備えは万全だった はずなのに
僕はあの風より はやく走れるのに
あなたを失ってしまった この喪失感は
心を軽くしすぎて どこかへ飛ばしてしまった
ふわふわと ただ彷徨う僕の足を
地に付けたのは 一体なんだったの?
僕をここに呼び止めたのは 誰?
ねえどうして 人はいつか死にゆくのだろう
そのたびに体力をつけて 地に足をつけて
僕らは今この瞬間を 少しずつ後悔して
また明日を 生きていくのだろうか
もし僕にできるコトが あるとしたなら
次に失うかもしれない 誰かに
「たら」や「れば」を つけないように
少しでも その後悔を時間に溶かせるように
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