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一匹羊
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作詞 さとけー |
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見た目を着飾った僕は誰からも理解されない
「綺麗事」と皮肉っても本当はそれが欲しい
不良品 呼ばわりの僕のやり場のない気持ち
「失敗作」そう言われるのももう慣れっこだ
言葉足らずで言葉選びの下手くそな僕だから
どうやらこの思いは誰にも届かない
見た目以上に柔な思いを護るために
どれだけの誰かを傷つけてきたのだろう
素直になれないという素直な気持ちは
そのまま吐き出してしまえばいい
まるで未来がないかのように言い寄られて
絵空事でも呆れるような夢が見たいのさ
威嚇するハイエナの中に晒されたこの気持ち
護るためにはやっぱり力を見せ付ける
不器用すぎて器用に見せていたこんな馬鹿だから
誰からも愛なんて貰った覚えがない
期待をされるから苦しくて逃げ出した
そんな目で僕を見ないでくれないか
悩みなんかなさそうなんて僕であるまいし
軽々しく口にするのをやめてくれ
涙なんて格好悪いと必死に涙堪えた格好悪さを
爪先で立って見た幼き世界を
弱さを隠すための強がりという弱さを
その全てを空に返して自由を手にするんだ
こんな自分の存在を確かめるために
どれだけの誰かを傷つけてきたのだろう
自由になりたいという正直な気持ちは
吐き出してしまうことが自由が始まりだよ
今宵も響く一匹羊の遠吠え
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