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失恋のうた
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作詞 雪の中のアリス |
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眠れない夜に書く詩は
ただの失恋ソングかもしれない
それでも言葉にできない
胸の内のもやもやを
全て吐こうと起き上がる
今日はじめてみたんだ
二人一緒のところを
神様が示し合わせたみたいに
ずっと前に別々で帰ったはずの二人を
なんとなく気づいてた
でもなんとなく気づかないふりをしていた
下校途中、夕闇の中、一人佇んでいた
一人 歩くことができずにいた
風の音が 木の葉の音が
あたしをずっと一人にした
どうして掴めそうなもの
いつも躊躇った隙に失うのか
どうしてやっと見つけたもの
いつもそこにあると思っていたのか
泣きたいほどに胸が痛くて
泣きたいほどに自分が馬鹿らしかった
電車の中で俯いて 少し汚れたつま先を見た
顔をあげると窓ガラスには ひどい顔が映っていた
もう少しだけこの夜よ 暗闇でいさせて
また今年も一つの想いが終わった
小さな乙女心
みんなにいつも言われるんだ
あなたの恋はドラマみたい
ドラマのように嘘みたいに
悪いハプニングが起こる
地元の駅 改札抜けて 立ち止まる
暗い道 一人ぼっち 風が目に沁みる
通り過ぎる車の音が カーライトの余韻が
あたしをずっと一人にする
どうしていつも夢を見てるんだろう
現実の続きは夢だけで
どうしていつもカッコつけちゃうんだろう
大切なところで
泣きたいほどに胸が痛くて
携帯のメモリー画面が顔を照らす
聞こえたきたのは友達の優しい声
受話器越しに感じるぬくもり
街灯の下で 泣きながら笑った
泣きたいほどに胸が痛くて
何が悲しいのかって多分
自分が自分で悲しいの
もっと強くなりたい あの子よりも
もっと自由になりたい 誰よりも
辛くて苦しくて泣きたい夜は
悪い知らせばかり届いて
私の不安をどんどん募らせていく
でもそれはきっと必要なことで
こんなに弱く脆い私を
強くしてくれる糧で
未来の幸せへのカウントダウンだと
そう信じたい そんな夜
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