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画鋲
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作詞 憂和 |
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押し付けられて
緑の壁と白い袖の間
いつまでかは
わからないけど
風になびいて
窓の隣
じっと見つめる
一歩も動かず
押される
押される
留めておきたいだけ
なんでしょう
見えるところで
壁に背中を押し付けて
きゅっとつまる
首のあたり
たまには
私も離れてみたい
額の中から
押さえつけたい
押される
押される
繫がれたまま
ここにいたいだけ
押される
押される
居場所はここだけ
緑の壁の私の部屋
視線の先の
ピンの先に
押される
つぶされる
ピンの先に
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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