|
|
|
地球温暖化 − 犯された体 −
|
作詞 覇魏the尉流 |
|
舞いあがっては落ちていく 黄金色の秋の訪れ
熱気に覆われ長く眠りについてた 紅葉も
やっと『おはよう』 しそうなこの頃
中にはあくびすら聞こえてきそうだ 『待ちくたびれたよ』
猛暑日続いた辰の夏 僕らの命を脅かした
悲痛な叫びを吠えながら ため込んだヒートパワー
解放できずに苦しんだね エアコンある場所
求めてた それが悪魔の誘いとは知らずにね
熱くて暑くて 苦しくて 退屈な日々続いてた
ヒートアイランドという細菌は 僕らの体を
浸食していく 蝕まれていく 『もうやめてくれ』
そう叫びたくなるほど 僕の体は熱に縛られていたんだ
早く消えてくれよ どうにもできないこの汁熱
コントロールの利かない 思考回路も閉ざされて
聞こえない闇の声に 身を委ねるように
犯されていく いつしか壊れかけのコンピューターになっていく
繋ぎとめた一本の糸 それは赤く染まっていて
いつか火が付きそうで 変わり果ててく怒りに変えて
カラッカラのしおれた花に 冷たい空気を送り込んで
極楽浄土の湯船じゃなく 凍りついたドライアイスのお風呂の中に
弱り切った体では 操ることすらできなくて
力失い 僕はだれかに動かされているのか
まるで自分ではないようだ 体に糸がついている
操り人形のように 僕は自分の意思を失っていた
誰か僕に恵みをくれ この体に漲る力を与えてくれよ
どこかにあるオアシスまで 連れて行ってくれないか
そう思いたくなるほど 熱くて死にそうだ どうにも
たまらない 空気すらサウナにいるような感じなんだよ
毎年のように熱くて 今までで一番イライラしてる
心の余裕が持てないほど この世は頭に血が上っているんだよ
二酸化炭素で包まれて 温室効果の威力が膨れ上がっていく
誰か止めてくれという他人行儀では だめなんだよ
僕らに飲ませる水の前に この僕らの生きる命ある
この地球に 生きる力を与えてくれ 僕らで作ってしまった
病魔をこの世から消し去らせてあげようじゃないか?
この地球に生きる責任を 僕らは示して行かなきゃいけない
静まり返る夏の苦しみ 秋の恵みが差しこんでくる
やっと平和が訪れたんだ やっと苦しまなくて済むんだね
そうじゃない いつまた来るかわからない苦しみに
僕らは立ち向かっていかなきゃならない
またこの暑さが 起きて猛威を振るうだろう
そうならない為にも 封印するのではなく
根絶やしにしていかなきゃならないんだ
僕らにできることを一つ一つ 確実にやっていこう
いつか夏も笑ってくれるから・・・
|
|
|