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ふたりの"ごめんね"
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作詞 シャムリッド |
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最初から 愛など信じていなかった
風が吹くその日には 嫌な予感ですら 流されてた
嬉しそうな笑顔を見るのは これで最後になりそうだ
ふたりで歩いたこの道 ふたりで買ったこの置物
ふたりが見つけた店も ふたりで別れ告げるみたいに
別れを知らない君は いまだに笑顔で振り向く
なぜか 僕は 涙が流れてて心配されたんだ
"ごめんね"
不思議そうな顔で 君は僕の顔を覗き込んだ
濡れた頬を手で拭ってくれた その手は暖かくて
心の中の何かが 僕を引きとめてた
心配なんてさせたくない できるなら笑顔で
できるなら涙など流さずに 別れを告げられたら
あまりに大きな瞳で 見つめられたら そうなるだろう
最初から 少し気付いていたみたいだ
街灯が不気味に照らす 足元すら 見えなくて
泣きそうな君をなだめて ベンチに座らせたんだ
ふたりで座ったこの椅子も ふたりで撮ったこの写真
ふたりでまいたマフラーが ふたりに解かれるみたいに
別れを知った君は なぜか笑顔で泣いてる
なぜか 僕は 再び涙が流れてしまったんだ
"ごめんね"
やっぱり気付いてたよ 僕は君の瞳に映ってる
濡れた頬はそのままで 濡れたまま冷たくて
心の中の何かが 君を引きとめてた
帰る道が一緒でいても ふたりは離れてる
後姿がなぜか大きく見えて 別れを告げたはずなのに
あまりに大きな道で 立ち止まったら そうなるだろう
"ごめんね"
これでもうお別れさ もう会うことはないだろう
濡れた頬は乾ききって 君がいなくても大丈夫
心の中の何かが 僕を突き動かしたんだ
"ごめんね"
"ばいばい ありがとう"
"ずっと ずっと 忘れないよ"
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