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蜩
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作詞 鬼瀧 |
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君に待ち焦がれる 夕暮れ前のあの頃
二人眺めていた 綺麗な桜の木の下で
今では懐かしい君の思い出の
涙が映した悲しき青が心に突き刺さる
風が吹き荒れる道に上に君がいた
淋しそうな横顔に靡く髪は可憐で
静かに口遊んでいたあの歌は
舞う花弁と共に茜色の空に散った
隣で微笑む君 何気ない時間が過ぎ
少し長めの着物は 傷痕を隠すため
今では懐かしい君の思い出の
幼き日の罪は優しさの裏の鬱
一人見ていた夕暮れ時の深い森
君はただ傷付いた体に触れ
・・・ひぐらしと共にナク・・・
君に待ち焦がれる 夕暮れ前のあの頃
二人眺めていた 綺麗な桜の木の下で
肌寒い季節の中 もういない君の姿
何時か咲く桜を待ちながらサヨナラ
今では懐かしい君の思い出の
涙が映した悲しき青が心に突き刺さる
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