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林檎
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作詞 Techno labo |
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青い儘捥(も)がれたthis body
でも唯一の熟せる瞬間(とき)
身を委(ゆだ)ねた貴方の腕の中で
揺られ堕ちる時だけ深紅の林檎
その手に私を取って
冷たい眼差しで見下げて囁(ささや)く
「もう少し深い紅(あか)になれ」
そうよね まだ 味にも色にも深みがない
貴方に食べて貰うには
まだ早すぎたってことなのかしら?
夢の中で出逢うときだけ
私、貴方好みの色味
もうじき醒めても貴方好みになるわ
今はまだ全てに幼さが残るのね…
青い儘捥がれたthis body
でも唯一の熟せる瞬間
想い焦がれ夜を明かした日に
憧れた貴方に晴れて拾われた
だけどね私を取って
撫でながら囁く言葉はいつも
「もう少し甘く熟したら」
そうなの 貴方 私を選んだんじゃなくて
私を弄び影に棲ます
とても冷たい人なのね…
でも、嫌えない……
夢の中で出逢ったときも
目に映る貴方の背中
どうにか振り向いて欲しくて藻掻(もが)くのに
今の私じゃ到底 届かなくて
夢の中で出逢うときだけ
私、貴方好みの甘度(かんど)
もうじき醒めても貴方好みになるわ
だけどそのもうじきはもう少し先なの
揺られ堕ちる時だけ深紅の林檎
夢の中でだけ好みに熟す林檎
構成⇒ABSAB'S'S+α
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