|
|
|
少年と少女のMenuett
|
作詞 有真澪 |
|
星屑が散らばる森の奥に潜んだ
恋の移ろいが涙を此処まで運ぶ
村の乙女はまだ知らぬ恋の味を
求めるが其れは何時叶うのだろうか?
美しい曲もか弱き調べも
奏でてくれますか? 其の唇で…
風が奪ったもの 森の方へ飛んでいった
無我夢中で追いかけたの そしたら
悲しくて嗤った 嬉しくて啼いた
慰めてくれますか?
貴方が眠った木の影 枝に其れはあった
取ろうとしたけど届かなくて
そうしたら貴方が取った 笑顔で渡したの――
嗚呼ときめいてしまったのかしら 此の心は
宿命が絞まった首を掴み握る
憧れと苦しみが彼女を襲った
此の世界はまだ知らぬ夢の話を
お伽噺のように紡ぎ続けるの
淡い炎を宿す胸に蠢く
殺意に揺れ動く矛盾の罰
幼い頃の夢は潰える、恋のように
貴方を愛する事、すなわち嗚呼 どうして
手が止まらず進んでしまった
嘆くばかりじゃいけないのは知ってる
でも…monopoly(一人占め)したかったの…
貴方と出会った森では 放火が続いてた
悲しそうに微笑んだ顔が
誰よりも儚くてとても美しかった――
嗚呼此の罪を裁(暴)いてほしいの 永久に
其の刃で胸を貫いて 嗚呼血までも美しくて
私の瓶に詰め込みたいほど…嗚呼、……
其の刃で私を殺めて―― 貴方と一緒に眠れるかしら?
|
|
|