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追憶悪意
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作詞 有真澪 |
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哀れな哀れな(可哀想な)狂い嗤いのお人形さん――
願い事は何ですか?
此の國が幸せなりますように
そんな事を叶えたい?
嗚呼其の子は二日後に亡くなった
触れる悪意は至極の炎
妄想の中の虚実でしかない
私は貴方の生き写し(copy)
どんな苦も抱きしめられるよ
共有こそが安らぎ
嗚呼私なんてただの人形なのに
唯一の事実となり得るなら
私が生ける屍となろう
沈黙の流れに身を任せて
其の体が焼けるまで見送ろう
悲しい悲しい(可哀想な)狂い嗤いのお人形さん――
――暗黒の妄想はやがて真実となり得るだろう
しかしそれは間違いなく下る為の道のりであり、
悲しい程に事実を物語る其の人形に刻まれた言葉
「可愛い私の人形。今、此処に眠る―――」
願い事は何ですか?
此の世界の秩序を元に戻してほしいのです
そんな事を望んだの?
だってこのままじゃ終焉ってしまうから…
その人形を捨てない?
この子は私の生き写しのようなもんですから…
下る未知の世界 人形の指差(しめ)す先にあるのは
嗚呼 男と女の憎愛の劇場か、あるいはその逆か――
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