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作詞 有真澪 |
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死んだ兄様を弔う為に 埋めないで
もう会えないけど傍にいるから 大丈夫………
雪の季節 舞い落ちるひとひら
希望はもう落ちてこない
兄様は此処で眠れる
特別なcoffin〈棺〉で
私1人 そう思う大人に
私は微笑んで言うの
「兄様が傍にいるから
もう寂しくないよ…」
狂った娘だと嗤われ
可笑しな思考と嘲笑われ
それでも…少女の瞳には
大好きな人の遺体……
死んだ兄様を弔う為に 作ったの
もう会えないけど傍にいるから 大丈夫………
嗚呼 絶対に守って見せるから
月の季節 荒れ狂う闇夜で
絶望に濡れる少女は
嗚呼 大人の埋めた〈其れ〉を
ひたすら掘り続けた
ずっと独り そう見える世界に
私は微笑んで言うの
「貴方がいるから平気よ
寂しくなんかない…」
狂った娘だと避けられ
可笑しく惨めと嘲笑われ
それでも…少女の瞳には
大好きな人の……瞳
死んだ兄様を弔う為に 祈っていた
もう喋らないけど傍にいるからね、 大丈夫
引き摺りだされ 悪趣味な娘だと
嗚呼 もう生が見えなくなりながら
私ハ生ヲ求メハシナイ……
少女のいなくなった日 彼は瞳を開けた……
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