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剣夢紡事―ツルギユメツムギゴト―
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作詞 有真澪 |
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僕らは討たれながら 思うことはただ一つ
滅びゆく國など夢でしかないこと
杯揺らす偉人 口元を緩ませ 言う
―ワレノクニでアノモノタチヲショケイセヨ
成すべきことも見失い
絡めあう指先が震えたとき
地獄のようで 天国のような
貴方が現れた
侵攻性を問えど
未だ触れることのなき闇の淵にいる
さあ仇討ち(復讐)をいざ始めようか
貴方は歪んだ微笑みですべてを破壊する
死神と化す
儚い風に揺られ 心臓に刺さる剣
嗚呼 温もりをくれた血液が消える
木漏れ日差さる木陰 安らかな時すら「虚無(ム)」
浅はかな思考で何処まで逃げ延びる?
頼るべき場所も燃え
ただ失望と絶望に揺れるとき
真っ直ぐ見据え 睨みつけてくる
貴方は微笑んだ
略奪性は無い
貴方はそう切り捨て暗殺を持ちかけ
さあ僕についてごらんと誘う
悪魔のようなその魔術がすべてを切り裂いて
闇に血が積もる
もうすでに 揃わないのでしょう
まるで客席に埋まらない人間のように
白馬も黒馬も嘶くその大地に
確かに 確かに 私たちはいた
天へと誘えるはずの
観客の声援と
貴方の導きが
ふたりを 英雄にするだろうか
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