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廻りし焔の照らす通(みち)へ
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作詞 有真澪 |
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私は追憶の陰に潜む「夢魔」
廻ることも諾(な)いほどに
鎖に繫がれた 虚無の通
貴方が援(たす)けに来なかったらずっと此処に鎖(とざ)されて
骸と化していたでしょう 泪も屆かない闇の淵で
嗚呼 月夜すら冷たく 濡れた瞳開ければ
貴方は微笑む 思い出すままに 手を伸ばした
「どれほどに慈しみ泣いただろう」
勝手気ままでいい そう言ってくれたね
淡い仄かな夢を閉ざすなら 私もう
生きて往けはしないでしょう…
汚染された厳戒の道しるべ
それほどに憎み、そして夢魔は何も云わない
私は屋根裏の陰に潜む「夢魔」嗚呼
游ぶこともままならず
ただひとりで廻る 壱輪の花
貴方とともに駆ける漆黒の道標辿ったら
躯と化していたでしょう 現在を知らない過去の淵で
嗚呼 腹部に感じる 罪かあるいは罰の
貴方は微笑む 思い出すままに 剣を突き立て
「お前は戦のすべての元凶」
そっと触れた肌を 拒絶する瞳は
どれほど紅く紅く染められていても もう
あの日は戻っては来ない…
彼は戦でひとりの家族を失い
その怒りが元凶である私に突き刺さる権化
焔が揺らめいたらきっとそれは呼び出しだから
貴方は微笑むのね 私を戮(ころ)して 高笑いするのね
「どれほどに慈しみ泣いただろう」
勝手気ままでいい そう言ってくれたね
淡い仄かな夢を閉ざすなら 私もう
生きて往けはしないでしょう…
夢魔である限り
sorrowful
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