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3センチメートル
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作詞 有真澪 |
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君の夢を見たんだ
溺れていく沈んでくシルエットを
僕はただ見つめていた
愛の海は広くて深い水底
動かなくなった砂時計を
彩ることもできずにただ僕は僕は…
あと少しだけ手を伸ばせれば
どれだけの恋を救えたのだろう
あと3センチ−メートルあれば
深い深い心底でゆっくり眠れるのに
途切れる声で目覚める
溺れながら沈んでく囁きは
腕に抱かれ眠る女
知らない人間というのはこんなにも
憎しみさえ生み出すものなのだろうか?
あと少しだけ拒む力が
君と僕の距離を生み出すだろう
あと3センチメートルあれば
温い身体離れてく自分の領域の中で
地平線を埋め尽くすように
床を這う右腕に込められた力を
振りほどいて
あと少しだけ手を伸ばせれば
どれだけの恋を救えたのだろうって
あと3センチメートルあれば
さようならを言う隙間でゆっくり
目を開けて
ぎゅうっと抱きしめて絞めるほど
君という器から抜き出す魂と
あと3センチメートルあれば
僕は少し躊躇ったかもしれない
だけどもう
目を閉じてる
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