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運命だったなんて納得できますか
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作詞 有真澪 |
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普段からあるもののキセキすら忘れて私達は生きている
幸せだったなんて思いもせずにぼーっとしている
当たり前のように存在していたはずなのに
ある日突如消えてしまった貴方
あぁ、私達はどうすればいいんですか?
みんなが泣きながら話を聞いている中
私だけがぼーっとそれを聞いている
(ねぇどうしてみんな泣いているの?
このひとはうそをついているんだよ?)
運命だったなんて納得できますか?
それをすぐに受け止めろと言うのですか?
大人達は前を向けと言う
だけど私たちは器の小さな子供
運命だったなんて納得できますか?
最期に見た姿はどこにでもいる人で
大人達は前を向けと言う
ならば少しだけでも泣く時間をください
いつもならそこにある姿が今日は別の人が目の前にいる
不安なんかミリも無くていつも通りを過ごしていた
大人達が暗い顔をして何人も入ってくる部屋
何事かと思って空気が張り詰めて
大人の口から出たのは「亡くなられました。」
みんなが泣きながら話を聞いている中
私だけは信じられない、と聞いている
(ねぇどうしてみんな泣いているの?
あのひとがしぬわけないじゃんか)
運命だったなんて納得できますか?
数日前までは元気な姿だったのに
どうすればいいんですかと問う
けれど答えはあまりに私には重かった
あの人の分も頑張ろうだなんて
簡単に言えるだろうけど
この沈んだ心はその存在を求めるよ
今だって嘘だって思っているくらい
信じられないとしか言えないよ
明日ちゃっかりいるんじゃないのと思うよ
運命だったなんて納得できますか?
胸に開いた大きな穴は誰にも見えない
だけど私はどこかで気づいてる
あなたがもう、ここにはいないという事を
どうしたらこの虚しさを埋められるんだろう?
もうすぐ、大人になるのに、分からない.....
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