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過去のおはなし
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作詞 有真澪 |
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曖昧に笑ってうやむやにした
キセツの隣 黙って息を殺す
いなくなったベンチ冷たくなって
もう少しだけ 独りで泣いていたい
心にもない言葉を吐かれても構わなかった
なのにどうして 先へ先へ見送ってしまうの
あれからどれほどの月日が経ったのだろう?
良い思い出も悪い思い出も胸に刻まれている
手を握る寸前 宙に手を預け
何もなかった事にして諦める
会えなくなって哀しみも溶けて
今年からまた 独りで過ごす“哀”に
どこまでも空は広くて狭くて心のような
淀む事無く 聳え立つのはどうしてなんだろう
甘い夢をありがとう、なんて言えないよ
だから捧げよう 心に堕ちた籠いっぱいの哀しみ
何も考えずぶらぶらして 瞳の先にいる人は
知らない人と知っている人 並んで 手を繋いでいる
夜は聖なる 光を辺りに散らして ああ……
あれからどれほどの月日が経ったのだろう?
良い思い出も悪い思い出も胸に刻まれている
あれから どれほどの月日が経ったのだろう………
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