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精神汚染
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作詞 有真澪 |
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暗がりの空に光が差し込む
存在意義ごと包み込むように
だけどまだ臆病な僕は退いた
振り払うように、彼らを憎むように
まだ知らない世界が見つめてくる
たとえ手を差し出して来たとしても
心は閉ざしたまま 瞳は開いたまま
睨みつける 紡ぎ続ける 自分の道
不透明は僕らの色彩 優しくて汚い色
それでも 僕らは気付いたんだ
色鮮やかな世界を嫌うことに
柔らかな肌を撃ちつける光こそ仇【アダ】となり
嗚呼 耳の中にまで伝う雑音【ノイズ】 切りたくて
涙は出ない 悲しくも無い
ただ事実がそこにあるだけだ
影を振り払えば光が差し込む
頭痛のなか何かに縋りたくて
だけどまだ臆病な僕は退いた
研ぎ澄ますように 彼らを払うように
独りを恐れたことは無いけれど
一人でいることを悲しく願う
精神は求めている 何かを求めている
分からない 分からないから 全て捨てた
不完全のまま生まれてきて ずっと不完全のまま
さようなら 僕らは気付けたかな?
色鮮やかな世界で生きることは――
痛みのなかで 足掻き続けて
でも事実がそこにいるだけで
光があれば 影を求め
影があれば 光を捨てた
泣いたり笑ったり 苦しんだり踠【モガ】いたり
嗚呼僕の人生は 歪すぎて
原因を辿れば 僕らの罪は
何時から始まったんだろう?
また、やってしまった―――――
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