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狂堕
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作詞 有真澪 |
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殻から初めて出てきた光は
闇を知らずに育っていった
悪と善の意味が分からないから
一人虚空を掴もうとして
「ホントってなぁに?」
純粋無垢な彩【イロ】は知らない
「嘘をついちゃいけないの?」
逆光ばかりが身体を軋ませる
僕らはどうして此処にいるのか
さようならと言う言葉がありながら
常しえに生きられない命は
雪と共に消えていく運命なのか
照らす太陽すら邪魔で
まぼろしを信じたが為に
失うモノが大きかった
何時かは死ぬのだとその意味すら
深い闇に呑まれていくのか
「ホントってあるの?」
絢爛豪華な罪を飾って
連れていかれてしまう
君の後姿を見送るだけの僕
僕らはどうして喋るんだろう
僕らはどうして生きているんだろう
僕らはどうして温かい手を
抱きしめるのでなく切り裂く為に…
信じたはずの人【大事な】
裏切られた屈辱【精神が】
削れ剥がれていく死ぬまで
殻から初めて出てきた光は
闇を知らずに育っていった
悪と善の意味が分からないから
一人虚空を掴もうとして
間違いだらけの秩序のなかに
閉じこもっているなら手伝おう
まだ僕は過ちを犯していないだろうか
あの子の望んだ世界は透明な硝子のようで
今もあの子は狭い檻の中にある…
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