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或る夏の日の事
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作詞 有真澪 |
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のんびり毎日を過ごして
宿題はまだやってない
ねえ、いつになったら君は
バイトとかするようになるの?
蝉の声がうるさくて さあ
冷房を入れましょうか
ねえ、いつになったら君は
暑さに慣れようとするのかな?
まだ子供だけど
いつかは羽ばたくのでしょう
皮肉にもその次の日 君は…
嗚呼 僕らの夏は
何時からこうなったんだろう
外で遊びながら 虫を捕まえて
嗚呼 彼らの時は
何時から止まったんだろう
家に忍び寄る影に気付かずに
まだ 彼らの道は
進んでもいないのに ああ
背後から光るものが突き刺さる
あれからもう数十年
私も老いぼれたけれど
家中の窓は開けずに
或る夏は引き篭もる…
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