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暗夜の影雨
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作詞 有真澪 |
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後ろめたさ覆う 影の森に
誰もいない 冷たさが被さるような
目の前で見た悲しい音色に
ぎゅっと胸を掴まれる
これでよかったんだ
分かち合えないのは仕方なかったんだ
だがどうしてだろう
乾かない涙の跡を辿る
〈大人〉になることを刻まれて生きてきた
〈子供〉であるが故の無力を知って生きてきた
明日は晴れますよ、と 彼女は言う
雨が降れば また思い出すのだろうか
夢のようなまどろみの音色に
ぞっと根〈心臓〉を掴まれた
これでよかったんだ
居場所があまりにも違いすぎたんだ
だがこの鼓動達は
いない存在を求め続ける……
〈子供〉に戻れない。無邪気さを捨てたんだ
〈大人〉であるが故の無力を知って沈む月
「さようなら…」
誘う淡い音色 黒く染まった空
待って、と言った彼女を突き放した
2人の居場所はあそこしかないのだと知った
まだこの想いは枯れていないだろうか………?
虚空に問いかける
≪迎ニ来タネ…≫
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