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幻陽炎
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作詞 有真澪 |
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積年の想いが募っても
耐えてみせる いつまでも
苦しみを伴う涙でも
耐えてみせる 永遠に
時が止まればいいのに、なんて願いは
ちっぽけで壮大な物語を紡ぎだす
笑っていてほしいなんて
残酷なお願いを しても
闇夜に照らされた微笑は
真実を映しだすだろう…
流るる想いはそのままで
綺麗なのに 切なくて
遠くの景色を見つめるたび
あの日の事 思い出す
一緒にいたいと思うのは勝手ですか?
手紙を綴る度涙が勝手に溢れた
このまま殺してほしい、と
残酷な役目を果たしても
惜別と後悔が渦巻く
残された人の気持ちなど…
だけどそれが貴方の望みならば
刀の先端が突くまで 目を開けて
最期を求めるのでしょうか?
笑っていてほしいなんて
残酷なお願いを しても
闇夜に照らされた微笑は
真実を映しだすだろう…
哀しみの夕日は黙り
静けさだけが纏わりつく
閨に残された私は
胸を突くか?泣いているか?
嗚呼…忘れない…
私の望みは永遠に叶わない
孤独の陽炎 静かに消えてゆく――――
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