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泡沫人
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作詞 有真澪 |
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輪廻を超えた先に貴方はいるでしょうか
私は花を抱きながら死を選びました
そう 全ては貴方と出逢う為に
普通という事がまるで奇跡のようで
美しい闇夜に照らされる事も無く
永遠を手に入れたい故の過ち
1秒すら愛おしく思えてくる不思議
涙を拭う手が無くとも
生きていける覚悟はありますか?
絶対という約束すら
儚く時代に融けて往くのに…
愛を知りながらその手はこの手握れず
鮮血に身を染めていく
忘れない、
片時も離れず共にいた貴方の背を
ただ憐れむだけの可哀想な…
表情は読めないけれど
貴方の事だから泣いているでしょう
瞼の奥が波間の如く蠢くなら
刃示す先にいるのは“誰”
花びらのように血の舞う夜は
修羅の彷彿とさせる生き様
見つめられないまま立ち去っていく
かけるべき言葉も見つけられない
きっと求められていたのは私じゃない
流るるままに命を削る、枯れていく運命
ただ私は太陽のように…照らしていくの
愛を知りながらその手はこの手握れず
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