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真紅
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作詞 有真澪 |
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燃える焔は生命の如く…
迷い道の最中 貴方と出会った
交わす言葉も無くただ鞘から抜く刃
何処にでもいるような 若者じゃないと
紅き瞳から何かを感じ取った修羅の証
どちらが速いと問えば貴方の方で
私の頬を掠る旋律 世界に轟いた
燃えよ炎は生命の如く
花を散らすように
滾る思いは尽きる果てに
涙が覚えていたあの日
私は貴方をこの手にかける…
出会いは別れと 運命は千切れた
微笑が綴る温度は冷え切る
長い髪束ねて 幾度も戦う
またあの日の感動を味わいたくて必死に
再会の時は数年後に及んだけど
あの顔は忘れられない思い出の戦慄に刻まれていた
散らす焔は生命の如く
星を燃やすように
尽きる記憶は滾る果てに
瞼が憶えていた思い
私は全てをこの手にかける…
真っ赤な焔 私に纏わりつく
倒れた身体 抱きしめて 嗤った
「私は…」
そして溢れる涙のように私は後悔に包まれる
薔薇のように咲いていたそれを捻り潰したから
美しくなくとも生きる事が美しいのなら
私の犯したこの手は永遠に穢れた儘なのだろう
私は貴方をこの手にかけた…
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