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旅人の願い
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作詞 有真澪 |
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白き大地を踏みしめる音
生きながら枯れて逝く者
儚い幻想に憑かれながら
止め処なく流れていく川
明日の輝きさえも目映い闇の淵へ
死を恐れぬ人間はやがて真の人間と成り得る…
言の葉を抱きしめながら泣いた
滝のように溢れる願い
これが罪だと言うのならもう
何も望みはしないだろう
貴方へと募らせる愛の子守唄を
訪うはずの誰もいない枕元で囁く…
黒き世界を感じていたけど
其処に有る限り私は
ただ往きながら死する旅人にすぎない
窓の向こうに広がる紅き世界は
貴方を川の向こうへ誘う魔の追想と成り得る…
真実を愛しながら叫んだ
噎せる想いに滾る熱が
これが贖罪と言うのならば
何も望みはしないのに、
貴方への張り裂ける愛の道標を
訪わない寂しげな大地で作るだけ…
行き先は何処なのか
帰り道はあるのか
絹を纏いながら目指す先は何処【いずこ】…
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