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泪空
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| 作詞 有真澪 |
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今、何処にいるのでしょうか？
雲に手を伸ばしてゐる自分がいた
文の届かない場所へ往った貴方を
咎める事もなく、ただ黙りこんで…
風が髪を靡かせ優しく触れる
冷たさこそ貴方の温もりを感じた
嗚呼、其処にいるのだと
追憶のなかで星空を眺めて
固く繋がれた手々は未来も知らず
私の此の胸に訊ねてみましょうか？
現在、幸せに生きているかどうかを
私は今涙も出ないほど…かつてを
思い出せないのに、どうして…
今、其処は大きな廃墟
昔を消し去るような其の地に
目を向ける事もなく空の蒼に浸り
視線は遠いけれど とても近くに
墓石を撫でかつてを優しく謳い
忘れないように仕舞っておきたいのに
嗚呼、時代は巡った
造られた微笑にも心はあった
其の胸に問いかける度、絞めつけられる
私の此の胸に訊ねてみましょうか
どんな罪も赦せるようになったか
私は今、幸せを掴めたのか分からず
独り泣いていた…
私を一人にしないで
このまま共に往けたらと願うのに
私だけ生き残っても
何も意味は無いと云うのに
忘れない…忘れても…苦しみを分かち合いたい
此の手を伸ばす度、屆くような気がして…泣いていた…
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